ジェネリック医薬品について
■ジェネリック医薬品とは
 医薬品には2種類ありまして、新しく開発・販売された薬を『先発品』と言います。先発品の特許期間は20年から25年で、その特許が切れると、他の製薬会社にも同等の製品を製造出来る権利が与えられます。先発品と同等の成分&効用があると認められた薬をジェネリック医薬品(後発品)と言います。
新薬(先発品)を開発するにはたくさんのお金がかかりますが、ジェネリック医薬品には研究開発にほとんどお金がかかりません。またジェネリック医薬品の薬価は先発品の2割〜8割と定められています。そのお陰で、ジェネリック医薬品は先発品よりも低価格で消費者に提供できるのです。
ジェネリックとは、「一般的な」という意味があり、欧米では、後発品は一般名(有効成分・主成分の名前)で処方されることが多いので、この名前を用いています。
■ジェネリック医薬品の安全性

ジェネリック医薬品は、新薬が発売されて長期間使用されてから発売されるため、有効性や副作用について十分に検討されています。また、ジェネリック医薬品は、製品の承認申請時に製品の品質に関する試験、製剤の安定性に関する試験、先発品との同等性を確認する試験(生物学的同等性試験)を行い、厳密な審査を受け、承認を得ております。つまり、先発品と同じ安全性、有効性、品質を持った薬であると言えます。
参考⇒ 日本ジェネリック医薬品研究会ホームページ