ボリテック
日本で処方されている真菌感染症の治療薬「ブイフェンド」と同成分のジェネリックで安価な製品。
※シンガポール商品は日本以外への発送は出来ません。
出荷時点、パッケージの改訂などにより、 左の写真とは外観・カプセルの色が異なることがあります。
ケゾール
バイオゾール(ジフルカンのジェネリック)
ニナゾール200mg
ボリテックはジェネリック医薬品で有名なジプラ社から発売されたブイフェントのジェネリックです。真菌感染症を治療するための薬で、真菌感染症とはカビなどの真菌類によって生じる感染症のことを指します。ブイフェンドと同様、ボリテックの主成分はボリコナゾールで、この成分はアゾール系抗真菌薬に分類されます。真菌による感染症の治療には、症状を引き起こしている真菌を体外へ排除する必要があります。このために使用されるのが抗真菌薬で、アゾール系抗真菌薬と呼ばれる種類の薬となります。ボリテックは真菌の細胞壁を形成しているエルゴステロールの合成を阻害する作用を持っています。この作用によって真菌の細胞を破壊することができます。真菌へは強い毒性を発しますが、ヒトの細胞には細胞壁が無い上に細胞膜を形成しているのはコレステロールのため、エルゴステロールの合成阻害の影響は無く、真菌だけを殺すことが可能となります。ボリテックの効果としては、真菌感染症でも重症になりやすい深在性真菌症に使用される点があげられます。真菌による感染は比較的身近な存在で、水虫やいんきんなど皮膚の表面に感染して痒みを引き起こす表在性真菌症はよく知られています。命にかかわるような疾患とはなりませんが、その一方で内臓などに真菌が増殖してしまうことがあります。これら体内で起こる真菌の感染症を深在性真菌症と呼び、重症化して命の危険に晒されることもあります。表在性真菌症は皮膚への塗り薬で直接対処することができますが、深在性真菌症の場合には飲み薬などで対処する必要があります。ボリテックは他の抗真菌薬よりも強く効果を発揮するため、日本では同成分の先発薬ブイフェンドが第一選択肢となる場合が多くあります。肺や肝臓、腎臓のほか、脳など多くの部位に対して高い移行性を示すほか、多くの種類の真菌に対して幅広い強力な効果を示します。また消化器官からの吸収量も多く、飲み薬でも注射によるものと同等の量が血液に入っていくことができます。このために患者の状態に合わせて薬の形状を選ぶことが可能となります。
ボリコナゾール IP
大人は通常、初日にボリコナゾールとして1回300mgを1日2回服用。2回目以降は1回150mg〜200mgを1日2回食間に服用してください。※症状により増量は可能ですが、通常の服用量に上限があります。初日が1回400mg1日2回、2回目以降は1回300mg1日2回までになります。また、体重40kg未満の方は初日にボリコナゾールとして1回150mgを1日2回服用。2回目以降は1回100mgを1日2回食間に服用してください。
ブイフェンド同様、肝機能の障害などの副作用の報告があり医師の指示のもと用法用量をしっかりと守り服用する必要があります。
長期にわたって服用する場合には定期的な肝機能の検査を受けることが必要で、異常があった場合には服用を中止して適切な処置を行います。また高血圧治療薬などの併用禁忌剤もあるため、服用時には医師や薬剤師との相談の上指示に従って服用します。その他としては、授乳を行っている場合は服用中は授乳を中止する必要があります。