咽頭クラミジア | 喉のクラミジアを放置しているとどうなる？

咽頭クラミジアについてどれだけ知っていますか？

「ほとんど意識してないよ。」

という方は要チェック！

自覚症状がないため気付きにくいのが咽頭クラミジアです！

放置すると他の性感染症リスクが高まるばかりか、女性は不妊症の恐れも！

咽頭クラミジアについて、その原因や症状、そして治すための薬などについて解説していますので、ぜひ参考にしてみてください！

 
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咽頭クラミジアとは？

一般的に、クラミジアと聞くと性病のイメージが強いという方も多いでしょう。もちろん、性器クラミジアと呼ばれる性感染症があることも事実ですが、その一方で、クラミジアが喉などの粘膜に感染してしまうこともありますが。それを、咽頭クラミジアもしくは喉クラミジアと呼びます。
 
性器クラミジアと咽頭クラミジアの違いは発症する箇所だけです。例えば、性器クラミジアに感染しているパートナーとオーラルセックスすることで、咽頭クラミジアに感染してしまいますし、喉クラミジアに感染しているパートナーとディープキスをするだけでも感染の恐れがあります。ちなみに通常のキスでは感染率が非常に低いです。
 
また、喉クラミジアだからといって自分の性器も感染するわけではありません。あくまでも粘膜同士の接触があって感染するため、性器クラミジアに感染している相手と性交するか、あるいは咽頭クラミジアに感染している相手とオーラルセックスをしない限りは感染することはありません。

咽頭クラミジアの症状や原因は？自覚症状はある？

咽頭クラミジアに感染する原因は、男性の性器から女性の喉へと感染することから始まります。逆に、喉クラミジアに感染した女性から男性の性器へ感染、もしくはディープキスによって男性の喉へと感染します。
 
咽頭クラミジアの主な症状は、ほぼないと言っていいほどです。「ちょっと喉が腫れぼったい」、「やや熱っぽい」、「耳の奥が詰まったような違和感」といったような、風邪の初期症状に似た症状を感じることもありますが、それも比較的軽症であるケースがほとんどで、咽頭クラミジアに感染していることがハッキリと分かるような自覚症状はまずありません。

咽頭クラミジアが放置されるのはなぜ？

上でも述べたように、咽頭クラミジアは自覚症状がほぼないため、感染していることを見逃しやすいという特性があるため、治療をせずに放置してしまう人が非常に多い傾向にあります。放置してしまうということは、咽頭クラミジアに感染している事実を知るのが遅れてしまうことになります。当然、性交の相手を感染のリスクに晒してしまうことになります。

咽頭クラミジアを放置してしまうとどうなる？

感染に気付かずに放置してしまうほど自覚症状の薄い咽頭クラミジアですが、放置する期間が長ければ長いほど完治させるのも難しくなってしまいます。もちろん、そうなれば完治するまでの時間だって長くなってしまうのです。

女性は不妊症リスクが高まる！

特に女性の場合、咽頭クラミジアに感染した男性の口から性器へと感染すると、繁殖したクラミジア・トラコマティス菌が子宮頸管炎を招き、そのまま放置を続ければ卵管へと侵入して卵管炎を引き起こしてしまいます。これらの症状は不妊症へと繋がる恐ろしいものなので、放置するのは非常に危険なのです。
 
さらに、尚も放置してしまっている場合、もしくは治療によって完治しない場合は、骨盤にまで侵入してきます。骨盤に感染すると骨盤内感染症という症状へと至り、これもまた不妊症へと繋がります。骨盤内感染症による不妊症は非常に厄介で、難治性が高いことでも知られています。

他の性感染症リスク等にも注意！

また、咽頭クラミジアに感染した人の咳によって、免疫力の弱い高齢者や乳幼児などがそれを吸い込むことで肺炎を発症することもあります。
 
安易に放置してしまうことで、男性の喉から女性器へ感染し、そして不妊症へと繋がるリスク、さらに高齢者や乳幼児も危険に晒してしまうリスクを考えれば、いかに早い段階で治療をしておくべきかが非常に重要になります。
 
咽頭クラミジアを放置しておくことの危険はそれだけではありません。他の性病への感染リスクも高まってしまうのです。クラミジア感染者は、淋病やエイズといった性病の感染率が3倍～5倍ほどにも跳ね上がってしまうとも言われています。少なくとも、喉などに何らかの違和感を覚えたら喉クラミジアを疑うようにし、放置せず早い段階で対策を講じましょう。

咽頭クラミジアを治すための薬

咽頭クラミジアの治療は、主に抗生物質を用いて行われることになります。抗生物質の種類も、ニューキノロン系、マクロライド系、テトラサイクリン系など様々あります。
 
基本的に、咽頭クラミジアの治癒期間は性器クラミジアよりも長いと言われており、放置期間が長引けば抗生物質を用いても思うように除菌が進まないケースもあります。加えて、咽頭クラミジアは一度除菌してしまえばそれでOKというわけではなく、パートナーが咽頭クラミジアに感染していれば再感染してしまいます。
 
咽頭クラミジアが疑われる場合には、放置期間が短いうちに検査はもちろん抗生物質を服用するなど治療をすることが大切ですし、同時にパートナーが感染している可能性も考慮し、検査や治療を促す思いやりも必要です。

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