【頭皮チェック】あなたのフケのタイプは?原因と対策まとめ
2018/10/01
気付いたらフケが肩に落ちていた、という経験はありませんか?フケは新陳代謝により生じるため、多少フケが出る程度であれば問題ありません。しかし、目立つほどフケが出るのであれば何らかの対策をする必要があります。
フケで悩んでいる人は多いと思いますが、その原因は人それぞれ。ここでは、よくあるフケの原因および対策方法をご紹介します。
季節
1年のうち一定の時期だけフケがひどくなるという人は、季節が原因である可能性が高いといえます。例えば夏にフケが増えるのであれば、その原因は紫外線。紫外線の刺激によって頭皮がダメージを受けると、バリア機能が低下します。その結果として頭皮が水分を十分に保持することができなくなり、頭皮の乾燥、しいてはフケへとつながります。
また冬は湿度が低くなり、室内もエアコンの影響で乾燥しがちになります。冬にフケの症状が悪化するのであれば原因は空気の乾燥だといえるでしょう。
季節によるフケの対策
夏に頭皮を守るためには、一にも二にも紫外線対策です。外出するときには、帽子をかぶる、日傘をさす、頭皮用の日焼け止めを使用するなどして、できるだけ頭皮に紫外線が直接当たらないようにしましょう。
そして、冬は乾燥対策です。乾燥から皮膚を守るために一番大切なのは、頭皮の保湿。保湿成分の含まれているシャンプーを選ぶ、頭皮用の保湿剤を使うなどして日頃から頭皮ケアを行いましょう。また、室内にいるときは加湿器などを使って湿度を保つようにしてください。
食生活
食生活の乱れは、必ず身体に反映されます。そして、それは頭皮も例外ではありません。特に注意したいのは脂っぽい食事や甘いものなどで、頭皮の皮脂分泌を増やしてしまいます。ファーストフードやお菓子をよく食べていて、頭皮がべたつきがちな人は気を付ける必要があるといえるでしょう。
また、過度なダイエットによる栄養不足も頭皮に悪影響を与えます。特に女性は、ダイエットで食事制限をすることによってフケがひどくなるケースが多いようです。
食生活によるフケの対策
食生活が乱れているがためにフケが落ちてくるのであれば、やるべきことは食生活の改善です。できるだけバランスの取れた食事を心掛け、外食やファーストフード、お菓子などはできるだけ控えましょう。そして、頭皮を健康に保つために特に重要な栄養素はビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンE、コラーゲン、ミネラルなど。これらの栄養素を摂取できるように献立を作るといいでしょう。
もちろん、しっかり栄養を摂らなければいけないのはダイエット中でも同じことです。身体に異変が生じるほどの食事制限をしてもいいことはありません。しっかり食べ、しっかり運動して健康的に痩せる努力をしてください。
睡眠不足
何かと忙しい現代人は、睡眠不足に陥りがちです。気付けば夜の12時を過ぎているという人も多いのではないでしょうか。しかし、睡眠不足もまたフケの原因の1つ。十分な睡眠が取れないと新陳代謝が悪くなるため皮膚の保水力が低下し、頭皮の乾燥を招いてしまうのです。
また、寝不足になるとホルモンバランスが乱れてしまいます。このことは、皮脂が過剰に分泌される一因となります。
睡眠不足によるフケの対策
まずは、しっかりと睡眠時間を確保することが大切です。最低でも6時間は毎日寝るようにしましょう。また、睡眠の質も大切なポイントです。首に負担をかけない高さの枕を使う、心を落ち着かせるアロマを炊く、寝酒を控える、ホットミルクやカモミールティーを飲むなど、睡眠の質を上げる工夫をしてみてください。
ストレス
ストレスとフケは、一見関係がないように思えるかもしれません。しかし、ストレスが溜まるとホルモンバランスが乱れ、アドレナリンが大量に分泌されます。そうすると活性酸素が増加するため、頭皮の皮脂分泌が多くなってしまいます。
また、ストレスは血管が収縮する原因になります。そのため頭皮に必要な栄養素が届きにくくなり、頭皮環境の悪化へとつながります。
ストレスによるフケの対策
ある程度のストレスは誰でも抱えているものですが、ストレスが蓄積されていると感じたら要注意です。長期的にストレスが溜まるとフケの原因になるだけではなく、重大な病気につながることも。イライラすることが多いと感じたら、意識してストレスを発散するようにしましょう。
手軽なストレス発散方法としておすすめなのは、太陽の光を浴びることです。これだけで自律神経のバランスが整い、ストレスが緩和されます。また、ゆっくりとお風呂につかるのも効果的。38~42℃の熱すぎないお湯につかってのんびりと癒されましょう。
ただし、効果的なストレスの発散方法は人それぞれです。いろいろな方法を試して、自分なりのストレス発散方法を探してみてください。
洗髪方法
意外と盲点となるフケの原因が、洗髪方法です。フケを気にしている人のほとんどは毎日洗髪していると思いますが、その方法が間違っている人は少なくありません。
例えば、選ぶシャンプーです。シャンプーは洗浄力が強い方がフケを改善する効果がありそうに思えますが、実は洗浄力が強すぎると逆効果。必要な皮脂まで洗い流してしまい、結果として頭皮の乾燥を引き起こしてしまいます。
また、洗い方において多い間違いは「すすぎ」です。洗髪のときには十分にすすぎをしてシャンプーを流さなくてはいけませんが、これができていない人はたくさんいます。そして頭皮にシャンプーが残った状態でいると、一気に頭皮環境が悪化してフケが大量発生してしまうこともあります。
洗髪方法によるフケの対策
まずは、使用しているシャンプーを見直してみましょう。実は、ドラッグストアで安価で売られているシャンプーは洗浄力が強すぎることがほとんど。アミノ酸シャンプーなど、頭皮に優しいシャンプーを使うといいでしょう。
また、洗い方を見直すことも大切です。洗髪前にしっかりとブラシでとかす、シャンプーは泡立ててから使う、シャンプー前後にしっかりとすすぎをするなど、基本的なポイントを押さえられているかどうかを今一度確認してみてください。
そして、洗髪後はきちんとドライヤーで乾かすことも大切です。自然乾燥させると頭皮で雑菌が繁殖してしまうので、髪が短い人もドライヤーを使う習慣を付けるようにしてください。
カラー・パーマ
カラーやパーマでおしゃれを楽しんでいる人は多いですが、やはり頭皮には大きな負担がかかります。実際に、カラーやパーマをした後に「フケが出る」「頭皮がかゆい」などの症状が出る人は少なくありません。
また、ひどい場合だとアレルギーが出てしまうこともあります。美容院でカラーやパーマをした後からフケの症状が出るようになった場合は、カラー剤やパーマ剤の刺激が原因である可能性が高いといえるでしょう。
カラー・パーマによるフケの対策
一番良いのは、やはりカラーやパーマをしないで頭皮を休ませることです。しかし、どうしてもカラーやパーマをしたいという人もいると思います。その場合は美容師さんにフケが出た旨を伝え、違うカラー剤やパーマ剤を使用してもらうようにしてください。
水質
海外でシャワーを浴びたときに、髪がゴワゴワになった経験がある人もいると思います。これは、地域によってシャワーから出る水の硬度が異なるため。硬水を使用する地域だと、髪や頭皮に悪影響が出やすくなります。
日本では基本的に軟水を用いていますが、地域によって硬度は多少異なります。そのため、住んでいる地域によっては水質が原因でフケが出ることがあるようです。
水によるフケの対策
一番簡単で効果的な対策は、シャワーヘッドを付け替えることです。最近では、塩素除去ができるシャワーヘッドや美容効果が高いシャワーヘッドなどいろいろな種類のシャワーヘッドが販売されています。水圧が向上するなどのメリットもあるので、ぜひ付け替えを検討してみてください。
病気
大量のフケが出るのは、病気が原因である可能性もあります。フケが出る病気として代表的なものは、湿った大きなフケが特徴の「脂漏性皮膚炎」、乾いたカサカサのフケが出る「乾燥性皮膚炎」、一般的にかぶれと呼ばれる「接触性皮膚炎」、皮膚がうろこ上になる「乾癬(かんせん)」、水虫の一種である「白癬(はくせん)」、かゆみを伴う「アトピー性皮膚炎」などがあります。
特にアトピー体質の人は、アトピー性皮膚炎によってフケが出ることが多いようです。
病気によるフケの対策
生活習慣や洗髪方法を改善してもフケの症状が一向に良くならないのであれば、それは病気が原因かもしれません。特に尋常ではないほどのフケが出ているのであれば、病気の可能性が高いといえます。「たかがフケ」と思わずに、皮膚科を受診するようにしてください。
薬
病気ではなく、服用している薬の副作用によって乾燥肌になってフケが出てしまうこともあります。特に敏感肌の人は薬の影響が頭皮に出やすいので要注意。薬を飲み始めてからフケの症状が出始めたのであれば、薬が原因の可能性があるといえるでしょう。
薬によるフケの対策
薬が原因かもしれないと思ったら、主治医に相談してみましょう。もしかしたら、フケが出にくい薬に変更してもらえるかもしれません。もし薬の変更ができないようであれば、生活習慣の改善や頭皮ケアなど、できる対策をしっかり行うようにしてください。
原因に合った対策をしてフケを改善しよう
「毎日髪を洗っているのにフケが出てしまう」と悩んでいる人はたくさんいると思います。フケが出るというだけで清潔感のないイメージになってしまうため、できるだけ早く症状を改善したいですよね。
フケを治すためには、まずは自分のフケの原因を探るのが近道。自分の日々の生活を見直しながら、何が原因かを考えてみてください。そして、その原因に応じて対策を行いましょう。
正しく対策をすれば、フケは必ず改善するはずです。また、セルフケアではなかなか改善されないという場合は遠慮せずに皮膚科で相談してみてくださいね。
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