正直エフペシア、フィンペシアどちらを購入したほうがいい?解説付き
エフペシアとフィンペシアは、どちらもフィステナリドを有効成分とした男性型脱毛症(AGA)治療薬です。薄毛対策をするにあたって、どちらを買うべきかで悩んでいる人もいるのではないでしょうか。ここでは、エフペシアとフィンペシアの違いについて解説しました。
エフペシアとフィンペアの違い
AGAの治療にしばしば用いられる医薬品として、プロペシアが挙げられます。プロペシアはフィステナリドを有効成分とする医薬品であり、フィステナリドのAGAに対する有効性は国内の臨床試験でも実証されています。
そして、エフペシアとフィンペシアはどちらもプロペシアの有効成分であるフィステナリドを含有した医薬品です。ここでは、これら2つの医薬品が開発された経緯および主な違いについてみていきましょう。
先に販売が開始されたのはフィンペシア
エフペシアとフィンペシアは、どちらもインドのシプラ社が販売している医薬品です。そして、この2つのうち先に開発されたのはフィンペシアです。
フィンペシアは、先発品であるプロペシアと比べるとかなり安く手に入れることができます。AGAを改善するためには長期間にわたって薬を飲み続ける必要があるため、価格の安いフィンペシアはインド国内のみならず海外でも広く使用されていました。
コーティング剤「キノリンイエロー」が問題に
インドで開発されたフィンペシアは、日本でも多く流通していました。しかし、フィンペシアにコーティング剤として使用されているキノリンイエローが問題視されるようになります。
キノリンイエローはタール色素の一種で、医薬品の着色料としてしばしば使用されていました。しかし、他のタール色素の発癌性が認められたことがきっかけで「キノリンイエローは発癌性がある」という噂が広まってしまいました。
これによって、フィンペシアの日本国内での評判は大きく変化し、健康に関する情報に対して敏感な国民が多い日本では、発癌性の噂のあるフィンペシアは受け入れられなくなりました。
キノリンイエロー不使用のエフペシアの販売開始
フィンペシアは日本のみならず世界各地で販売されていましたが、日本は重要な販売経路の一つであったため、日本でフィンペシアが受け入れられなくなることはシプラ社にとって大きな打撃でした。
そこで新しく開発されたのが、キノリンイエロー不使用のエフペシアです。これはいわば、日本向けに改良されたフィンペシアだといえるでしょう。このような過程を経た結果、シプラ社ではフィンペシアとエフペシアというよく似た2つの薬が製造・販売されるようになりました。
つまりエフペシアとフィンペシアはほぼ同じ薬
以前はキノリンイエローに対してそこまで厳しい姿勢を見せていなかったヨーロッパでしたが、徐々にキノリンイエローへの規制が強まるようになりました。そうすると、ヨーロッパでもキノリンイエロー不使用への需要が高まっていきました。
そのため、シプラ社ではフィンペシアもエフペシアと同様にキノリンイエロー不使用で製造するようになり、2014年6月以降に販売されているフィンペシアは、すべてキノリンイエロー不使用となっています。
結果として、エフペシアとフィンペシアはコーティング剤も含めてほぼ同じ薬となり、同じ会社から名前だけが違う2つの薬が販売されるという、極めて奇妙な状況が起きました。
現在はフィンペシアに1本化
現在シプラ社では、フィンペシアのみに1本化して製造販売する形を目指しています。そのため、エフペシアの販売は2015年2月下旬をもって終了しました。エフペシアおよびキノリンイエローを使用したフィンペシアは、近い将来入手できなくなるといえるでしょう。
キノリンイエローの危険性とは
キノリンイエローは黄色203号とも呼ばれている添加物で、タール色素に分類されます。キノリンイエローに対する規制は国によって異なりますが、安全性が確立されていないことから日本では「食品への添加は不可」となっています。
また、現在はヨーロッパでもキノリンイエローに対する規制を設けており、1日の摂取量は10mg/kg~0.5mg/kgと定められています。これは、発達障害や多動性障害(ADHD)の研究の結果、キノリンイエローの摂取は制限するべきだとする動きが強まったためです。
そのタール色素の中には発癌性が確認されているものが多いため、「タール」と名が付くものは全体的に怖がられる傾向にあります。しかし、キノリンイエローにおいては現在のところ発癌性は確認されておらず、さらに1錠に使用されるキノリンイエローの量が微々たるものであり、健康への影響はゼロに等しいと考えられています。そのため、日本ではキノリンイエローの食品への添加は禁じられているものの、医薬品への添加は認められています。
もちろんキノリンイエローは健康に良いものではないので、摂取しないに越したことはありません。しかし厚生労働省が使用を認めていることを考えると、敏感になりすぎる必要はないといえるでしょう。
エフペシアとフィンペシアはジェネリック医薬品?
エフペシアやフィンペシアは、「プロペシアのジェネリック医薬品」として認識されていますが、厳密にいえばこれら2つの薬はジェネリック医薬品ではありません。
そもそもジェネリック医薬品とは、先発品の特許が切れた後に同じ有効成分を用いて開発された薬のことです。先発品の開発には長い年月と莫大な費用が必要になりますが、ジェネリック医薬品は短期間・低予算で開発できるのがメリットです。
しかし、エフペシアやフィンペシアはプロペシアの特許が切れる前にすでに販売されています。つい違法なのではないかと思ってしまいますが、これにはインド特有の法律が関係しています。
インドの法律では、医薬品の特許が切れる前でも製造工程が異なれば同じ有効成分を含んだ薬を開発することができます。そのため、他の国でジェネリック医薬品が開発されるよりも前にエフペシアとフィンペシアを製造販売することができたのです。
エフペシアとフィンペシアはこのような経緯で開発されているため、ジェネリック医薬品とは似て非なるものだといえるでしょう。また日本では認可されていないという点でも、日本国内で広く使用されている他のジェネリック医薬品とは異なるといえるのではないでしょうか。
エフペシアとフィンペシア、安いのは?
ここまでご説明した通り、エフペシアとフィンペシアはほぼ同じ薬です。効果や安全性に違いがないのであれば、価格が安いほうを選びたいですよね。
エフペシアとフィンペシアはどちらも先発品ではないため、以前はほぼ同じ価格で販売されていました。
しかし、最近ではエフペシアのほうが安く販売される傾向にあります。これは、エフペシアの在庫を早めに処分してフィンペシアに1本化するためです。
現在は入手可能なエフペシアですが、すでに製造が終了していることから少しずつ販売されている数が少なくなっています。エフペシアを購入したいと考えているのであれば、早め早めをおすすめします。
なお現在製造されているフィンペシアはすべてキノリンイエロー不使用ですが、キノリンイエローを使用しているフィンペシアは今も流通しています。フィンペシアを購入するときには、必ずその点について確認するようにしてください。
エフペシアとフィンペシアの購入方法について
エフペシアやフィンペシアを購入する一番確実な方法は、クリニックで医師の診察を受けて処方してもらうということです。クリニックで処方してもらえば、万が一副作用が出たときも安心です。近くでエフペシアやフィンペシアを取り扱っているクリニックがあれば、ぜひ相談してみてください。
しかし、近くのクリニックではエフペシアやフィンペシアを取り扱っていないという人も多いと思います。また、仕事で忙しくクリニックへ足を運ぶ時間がないという人もいるかもしれません。そのような場合は、ネットで個人輸入するといいでしょう。
個人輸入というと難しそうなイメージを持つかもしれませんが、個人輸入代行業者を利用すればAmazonや楽天でネットショッピングをするのと同じ感覚で医薬品を購入することができます。どうしてもクリニックへ行けないという人は、ぜひ個人輸入を検討してみてください。
個人輸入をするときの注意点
医薬品を個人輸入するときには、何が起こっても自己責任になります。たとえ大きな副作用が出たとしても、医薬品副作用被害救済制度は適用されません。そのことを心に留めたうえで、服用する医薬品の副作用やリスク、服用方法について十分に調べてから購入するようにしましょう。
そして、医薬品を個人輸入するときにもっとも気を付けなければいけないのは偽造品です。残念ながらネット上で流通してる医薬品の中には偽造品が少なくなく、特にAGA治療薬は偽造品が多く出回っているといわれています。実際に偽造品による健康被害の報告もあることから、厚生労働省も注意を呼び掛けているほどです。個人輸入をするときには、正規品であることをしっかりと確認するようにしてください。
医薬品の個人輸入なら「アイドラッグマート」
エフペシアやフィンペシアの有効成分であるフィステナリドは、AGAを改善する効果がはっきりと認められています。薄毛が気になる人や抜け毛が増えたと感じている人は、ぜひエフペシアやフィンペシアでAGAの対策を行ってください。
エフペシアやフィンペシアを個人輸入するのであれば、アイドラッグマートがおすすめです。日本には多くの個人輸入代行業者がありますが、アイドラッグマートは20年以上もの実績があるので信頼感が違います。また取り扱っている医薬品は正規品を保証しているため、安心してエフペシアやフィンペシアを注文することができますよ。
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