性病とそれに効く治療薬クラビットについて
性病は、性行為をしたことのある人であれば誰もが感染の恐れがあります。自分でも気が付かないうちにいつの間にか感染していることもあるので、十分に注意しなければいけません。ここでは、性病とその治療薬クラビットについてまとめました。
STD(性病・性感染症)とは
性病とは、性行為をきっかけに移る病気のことです。性行為は人間という種が存続していくうえで欠かせない行為なので、誰もが性病について正しい知識を持っていなければいけません。ここでは、性病の特徴や主な性病についてみていきましょう。
性病の感染経路
よく勘違いされていることですが、性病は射精によってのみ感染するわけではありません。オーラルセックスやアナルセックス、キスなどでも感染する可能性があります。なお、一緒にお風呂に入る、回し飲みをするなどの行為で感染することはありません。
性行為を行う相手が多い人ほど性病になりやすい傾向がありますが、相手が1人だといって安心はできません。なぜなら、その相手が過去に他の人から性病を移されているかもしれないからです。一昔前は風俗街の病気というイメージがあった性病ですが、実際には誰もがかかりうる病気なのです。
性病の特徴
性病の特徴としては、感染していても症状が出にくいものが多いということが挙げられます。そのため菌に感染した状態のまま性行為を繰り返すため、どんどん他の人に移してしまいます。また、治療をせずに感染が広がってしまうと不妊や早産、流産などにつながりかねません。
さらに、性病が完治しないままに出産すると子供に感染してしまう恐れがあります。免疫力が低い子供に感染すると最悪の場合は死に至るので、必ず妊婦検診を受けることが大切です。
クラミジアについて
性病には梅毒やエイズ、膣トリコモナス症など多くの種類がありますが、そのなかでも最も感染者数が多いのがクラミジアです。日本国内の感染者は100万人以上だといわれており、特に10代後半から20代にかけての感染者が増加しています。
女性が感染しやすいのも特徴で、女性の感染者は男性の感染者の2倍にも及びます。症状としては、女性の場合はおりももの増加や不正出血、下腹部の痛みなど、男性の場合は尿道からの膿や排尿痛、尿道の痛みやかゆみなどが挙げられます。ただし、女性の場合は特に無症状の場合が多いようです。
淋病について
淋病も感染者の多い性病の一つで、淋菌が原因となって引き起こされます。男女比でみると男性の感染者が圧倒的に多く、風俗でのオーラルセックスで移るケースが多いといわれています。非常に感染力が強く、1度性行為を行うと30%以上の確率で感染するのも特徴です。
男性が淋病にかかると、膿が出たり激痛に襲われたりします。それに対して、女性は症状が出ないことも少なくありません。淋病を治療せずにいると淋菌が身体を上っていく上行感染を起こして重篤な症状に陥ることもあるので、早期発見・早期治療が大切です。クラミジアと淋病の両方に感染している人も多いようです。
クラビットはクラミジアにも淋病にも有効
性病のなかでも特に感染しやすいのが、クラミジアと淋病です。そして、抗生物質のクラビットはこの両方の感染症に効果を発揮します。
クラビットはニューキノロン系抗菌薬に分類され、細菌のDNA合成に必要な酵素であるDNAジャイレースを阻害することによって細菌を死滅させます。非常に多くの菌に対して効果を示し、咽頭炎や扁桃炎、肺炎、尿路感染症などの治療に用いられます。
クラビットの特徴の一つとして、濃度依存性が挙げられます。つまり、血中の薬物濃度が効果の指標となるのです。そのためクラビットで治療するときには通常は1日1回500㎎を服用します。1日3回に分けて服用すると十分な効果が得られないことが分かっています。
クラビットが効かないことも
医療現場で幅広く活躍しているクラビットですが、最近ではクラビットの「耐性菌」が増えていることが問題になっています。耐性菌とは抗生物質に対して抵抗力をもつ菌のことで、クラミジアや淋病の治療のためにクラビットを処方しても効かないケースが増えてきているのです。
これ以上耐性菌を増やさないためには、本当に必要な時のみクラビットを使用することが大切です。自己判断でクラビットを服用することは控え、医師の指示に従って治療を行いましょう。また、クラビットを服用すれば治るからとクラミジアや淋病を甘くみてはいけません。不特定多数と性行為を行わない、コンドームを利用するなどして性病から自分自身を守る努力が必要だといえるでしょう。
性病には十分に注意を
性病は、早めに治療を行わないと重症化することもある怖い病気です。大切なのは感染しないように予防すること、そして感染してしまったら早めに病院へ行って治療することです。性病について正しい知識をもって、いざという時には適切に対処してくださいね。
★アイドラッグマートは20年以上の実績で正規品・配送保障!安心してご購入できます!
⇒クラビットの個人輸入はこちら
関連記事
-
バルトレックスの副作用
ヘルペス治療の味方、バルトレックスには副作用はあるのか 口唇ヘルペスや性器ヘルペ …
-
インフルエンザのだるい身体を楽にするたった1つの方法
身体が重くて何もできなくなるほど辛いインフルエンザですが、だるさをぐっと軽くする …
-
バルトレックスの成分について
バルトレックスとは? バルトレックスは、イギリスのグラクソ・スミスクラインが開発 …
-
急な歯のトラブルに、処方薬のジスロマック
歯ぐきから血が出る、歯が抜けるといった怖ろしい症状を起こす歯周病。その治療には、 …
-
ロキソニンの副作用やクラビットとの飲み合わせ
鎮痛剤として広く使われる「ロキソニン」。「クラビットといっしょに飲んではいけない …
-
喉の痛みに即効! 風邪をこじらせない4つの方法
風邪の引きはじめに感じる、気になる症状。気付いた時にすぐ対処すれば、翌日にはすっ …
-
どの肺炎でもレボフロキサシン(クラビット)の服用は大丈夫?
レボフロキサシン(クラビット)は、多くの感染症に対して効果のある抗生物質です。そ …
-
バルトレックス長期服用によるヘルペス抑制
ヘルペスの再発防止にもバルトレックスは有効 単純ヘルペスウイルス1型や2型、水痘 …
-
クラビット点眼液で小児のプールも安心
プールによる目の病気対策に、クラビット点眼液を持っておきましょう。病院と同処方の …
-
ジスロマックってどんな副作用があるの?種類と改善策一覧
ジスロマックは、幅広い感染症に対して用いられる抗菌薬です。そしてジスロマックの大 …