高血圧・糖尿病のおはなし
2017/03/15
高血圧
人間が生きていく上で必要な栄養は食事として体内に取り入れます。この食べた栄養が血液の成分になり全身に送られます。この血液を全身に送り出すポンプの役割をしているのが心臓です。この心臓から押し出す力が強くなるか、
もしくは血管が硬くなり伸び縮みしないようになると血圧が上がります。
このように血圧が上がっている状態を高血圧といいます。
病院では血圧が130から140以上になると高血圧症という診断になり、食事療法、運動療法、降圧剤治療の適応になります。
高血圧症は自覚症状が少ないため、血圧を測定するまでわからないことが多くあるため血圧を測定しないままでいると、ある日突然、血圧が非常に高くなっていて、心筋梗塞や脳卒中になることがあります。
高血圧と診断された方や、血圧が高いため治療が必要と診断された方は、たとえ症状を感じなくても、動脈硬化やその他の合併症を予防するために、血圧を目標の範囲内に調節し続けることがとても大切です。
糖尿病
糖尿病とは、血糖値の高い状態が続き、全身のさまざまな臓器に影響が起こる病気です。
糖尿病と診断されたときには、たとえ何も症状を感じなくても、さまざまな合併症を防ぐために、治療に取り組むことがとても大切です。
*糖尿病のタイプ*
1型糖尿病
インスリンが殆んど分泌されないために高血糖になる。子どもや若い人に多い。
2型糖尿病
日本人に多いタイプ。
糖尿病全体の90%を占めている。インスリンの量が不足したり、働きが悪いことが原因でおこります
*糖尿病を誘発する原因*
肥満・食べ過ぎ
過食、肥満は膵臓に負担をかけ、インスリンの分泌が追いつかなくなります。
運動不足
体を動かさなければ太ってきます。
ストレス
人間の体はストレス反応として、副腎皮質ホルモンやアドレナリンを分泌します。
これらのホルモンはインスリンの働きを妨げ、血糖を上昇させる作用があります。
遺伝的要素
インスリンの分泌が少ない体質
加齢
高齢になるほど体全体の機能が低下し、膵臓の働きも弱くなります。
その他
副腎皮質ホルモンなどの特定の薬の服用が糖尿病を誘発したりする場合があります。
*糖尿病の症状*
目がかすむ、視力が落ちた
おできができやすく、傷が治りにくい
陰部のかゆみがひどい
歯がぐらぐらして、口臭がする
急に体重が減少する
怖い合併症
糖尿病は早期に適切な治療をしなければ合併症を引き起こし、失明や腎不全などを招き、最悪の場合、命をおとすこともあります。つまり糖尿病は進行させないことが大切なのです。
早期発見、早期治療が、合併症を防ぐことにつながります。
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