早めのケアが大事！高校生が薄毛になる原因と対策9選

「薄毛で悩んでいる」と聞くと、中年男性をイメージするかもしれません。しかし、高校生から髪の毛が薄くなり始める人は、実はたくさんいます。そして、高校生といえば一番多感なお年頃。男子も女子も、おしゃれや恋愛に興味津々な時期です。青春真っ最中に髪の毛が薄くなってしまうのは、辛いものがありますよね。
 
ここでは、高校生が薄毛になる原因とならないための対策についてまとめました。健康的でフサフサな髪の毛をキープするためにも、ぜひチェックしてみてください。

高校生の薄毛の原因とは

一口で薄毛といっても、その原因は非常に多岐にわたります。そして、適切なケアをするためには自分の薄毛の原因を突き止める必要があります。ここでは、高校生の薄毛の原因を1つひとつみていきましょう。

原因①男性型脱毛症（AGA）

薄毛の原因としてもっとも多いのが、男性型脱毛症（AGA）です。男性脱毛症（AGA）の人は日本全国で1260万人、そのうち症状を気にしている人は800万人だといわれています。男性であれば、誰でも発症する可能性があるといえるでしょう。
 
男性脱毛症（AGA）の症状は、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロンによって引き起こされます。このホルモンが多く分泌されるとヘアサイクルの成長期が短くなり、結果として髪の毛が十分に成長しないまま抜けるようになってしまうのです。
 
薄毛の進行は、額の生え際か頭頂部、あるいはその両方から始まります。症状はゆっくりと進行していくため、初期は薄毛に気付かない人も少なくありません。男性脱毛症（AGA）の初期症状は、「抜け毛の増加」と「髪の毛のハリの低下」。どちらかの症状が現れたら、男性脱毛症（AGA）を発症している可能性があるといえるでしょう。

原因②食生活の乱れ

高校生になると、食生活が乱れがちだとよくいわれます。ある調査によると、高校生の約10％は朝食をほとんど食べない、あるいは全く食べないという結果が出ています。さらに、部活動や塾、習い事などの影響によって夕食の時間が遅くなってしまうことも。このことも、食生活が乱れる一因だといえるでしょう。
 
バランスの取れた食事は健康的な髪の毛を保つ第一歩です。髪の毛の成長を促すためには、まずは髪の毛の材料となるタンパク質が必要不可欠。また、ビタミン類やミネラルも健康な髪の毛を保つために大切な栄養素です。食生活の乱れによってこれらの栄養素が不足すると、髪の毛がしっかりと成長できません。そのため、不健康な食事を続けていると抜け毛や薄毛につながってしまうのです。

原因③睡眠不足

中学校から高校にあがると勉強や部活動が忙しくなり、睡眠時間を減らす生徒が多くなります。しかし、質の良い睡眠は健康を保つための基本中の基本。「睡眠不足が原因で肌が荒れた」という経験がある人はたくさんいますが、実は知らずしらずのうちに髪の毛にも影響が出ているのです。
 
睡眠不足が薄毛につながるのは、髪の毛を育てるために必要な成長ホルモンの分泌が少なくなってしまうため。特に夜の22時から朝の4時の間は成長ホルモンが分泌しやすい時間帯で、この時間に起きていると成長ホルモンの分泌低下が著しくなります。睡眠不足の人はもちろん、睡眠をとる時間帯がずれている人も要注意だといえるでしょう。

原因④精神的ストレス

ストレスがたまると、身体の弱い部分に症状が出るといわれています。ある人は頭痛に悩まされ、ある人は循環器に問題が起き、またある人は消化器に症状が出ます。そして、肌が弱い人はストレスの影響が頭皮に出る可能性があるといえます。
 
ストレスが身体に与える影響としては、まず血行不良が挙げられます。血行が悪いと頭皮に栄養や酸素が届きにくくなるため、髪の毛の成長が阻害されます。運動不足の人はさらに血行が悪くなりやすいため、より薄毛が進行しやすくなります。
 
また、ストレスがたまると食欲不振につながるのも厄介なところです。食欲がないと栄養不足に陥りやすいため、このことも薄毛の一因になるといえるでしょう。

原因⑤パーマ・カラーリング

高校生になっておしゃれへの興味が増すと、パーマをかけたり髪を染めたりする人が多くなります。しかし、パーマやカラーで使用する薬剤は大なり小なり頭皮に刺激を与えます。場合によっては、頭皮が炎症を起こしたり毛根がダメージを受けたりすることも考えられます。
 
さらに、間違ったヘアケアも薄毛の原因の1つです。洗髪をするときにしっかりと皮脂や汚れを落とせていないと、毛穴が塞がれてしまいます。その結果、頭皮の呼吸が妨げられて毛根が弱ってしまいます。高校生は特に新陳代謝が良いため、意識して皮脂を落とすことが大切だといえるでしょう。

高校生の薄毛対策9選

薄毛対策というと、育毛剤を真っ先に思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、薄毛対策でまず大切なのは日頃の生活習慣を見直すことです。ここでは、高校生にぜひ実践してほしい薄毛対策を9つご紹介します。

対策①質の良い睡眠をとる

勉強に部活にと忙しい高校生は、睡眠時間を削ってそれらをまかなっている人も少なくないでしょう。しかし、薄毛対策のため、そして健康のためには、睡眠時間は削るべきではありません。ゲームなどはほどほどにし、毎日しっかりと睡眠時間を確保しましょう。また、睡眠の質を高めることも重要です。寝る前にはしっかりとお風呂で温まる、寝る直前はスマートフォンやパソコンを見ないなどの工夫をして、質の高い睡眠を手に入れましょう。

対策②食生活を見直す

高校生になると、日々の忙しさから朝ご飯を抜くようになる人が多くなります。また、友達と外食したりする機会も増えます。しかし、食生活の乱れは薄毛に直結します。しっかりとバランスの取れた食事をとることが、薄毛防止の近道だといえるでしょう。もちろん、ダイエットのための過度な食事制限はもってのほか。たとえダイエットに成功しても、身体の至るところに悪影響が出てしまうということは覚えておきましょう。

対策③適度に運動する

運動部に入っている高校生は運動不足の心配はないかもしれませんが、文化部に入っているのであれば意識して運動に取り組むことが大切です。もちろん、マラソンなどのハードな運動にチャレンジする必要はありません。軽いウォーキングやストレッチなどを、無理にならない範囲で普段の生活に取り入れていきましょう。

対策④目を酷使しない

スマートフォンやパソコンを使う時間が長かったりより遅くまで勉強していたりすると、目に疲れがたまってしまいます。しかし、眼精疲労は薄毛の原因の1つ。目を酷使している現代だからこそ、意識して目を労わる必要があります。1時間ごとに休憩を挟むなど、自分なりのルールを作るようにしましょう。

対策⑤ストレスをためこまない

多少のストレスなら問題ありませんが、過度のストレスは身体に毒です。休日にはしっかりと休息をとり、ストレスをため込みすぎないようにしましょう。また、ストレス解消には趣味に打ち込むのも有効です。放課後や週末に気軽にできる趣味を始めてみるのもいいかもしれません。

対策⑥シャンプーを変える

シャンプー選びは、髪の毛を守る大切なポイントの1つです。肌の弱い人が洗浄力の強いシャンプーを使うと、刺激によって頭皮がダメージを受けてしまう恐れがあります。おすすめは、アミノ酸系シャンプーなどの肌にやさしいタイプ。今使っているシャンプーが合わないと感じたら、ぜひ違うシャンプーを使ってみてください。

対策⑦髪の毛の洗い方を見直す

自分に合ったシャンプーを選んでも、そもそも髪の毛の洗い方が間違っていては意味がありません。シャンプーのポイントは、「シャンプーをしっかり泡立てる」「指の腹で丁寧に頭皮を洗う」「入念にすすぎをする」の3点。正しい洗い方ができているか、一度見直してみるといいでしょう。

対策⑧ドライヤーでしっかり乾かす

シャンプー後に髪の毛を自然乾燥させる人もいますが、これは髪の毛にダメージを与える大きな原因になります。たとえ髪の毛が短くても、ドライヤーできちんと乾かしましょう。ポイントは、頭皮をしっかりと頭皮を乾かすということです。そうすることで雑菌の繁殖しにくくなり、頭皮環境の悪化を防ぐことができます。

対策⑨頭皮マッサージをする

シャンプーをしているとき、あるいはドライヤーで乾かす前に、頭皮マッサージを行いましょう。指の腹を使って、毛穴の皮脂を押し出すような感覚でやさしく揉むのがコツです。気持ち良いと感じるくらいの強さで、まんべんなくマッサージしていきましょう。なお、頭皮マッサージはやり過ぎると逆効果になることがあります。爪を立てたり力を入れすぎたりしないように十分注意してください。

薄毛の症状に気付いたらすぐに対策を！

一般的に「若いうちは薄毛にはならない」という認識があるため、高校生の薄毛は発見が遅れることも多いです。しかし、対処が遅れれば遅れるほど薄毛は改善しにくくなってしまいます。髪の毛は、見た目に大きく影響を与えるもの。気付いたら薄毛が進行していたという状況は避けたいですよね。
大切なのは、「もしかしたら薄毛かも？」と思った時点ですぐに対策を開始するということです。原因さえはっきりすれば、対策は難しくありません。高校生の薄毛は改善できる可能性が高いからこそ、早いうちからしっかりと対策に励むようにしてください。