中用量ピルのジェニーはどのような効果があるの？通販で買える？

2018/05/25 2018/05/30

ジェニーはノルゲストレル0.50mgとエチニルエストラジオール0.05mgが配合されている中用量ピルです。ピルというと低用量ピルが一般的ですが、中用量ピルは低用量ピルとは少々異なります。ここでは、中用量ピルのジェニーの効果および購入方法についてまとめました。

ピルの種類

ピルは、卵胞ホルモンの含有量によって低用量ピル、中用量ピル、高用量ピルの3種類に分けられます。卵胞ホルモンの含有量がもっとも低いものが低用量ピル、もっとも多いものが高用量ピルです。避妊目的で低用量ピルがよく処方されるのは、卵胞ホルモン含有量が低く一番安全性が高いためです。

それに対して、中用量ピルや高用量ピルは低用量ピル以上の効果が期待できるものの、その分だけ副作用が発現するリスクも高くなります。ホルモン剤は身体に大きな影響を及ぼすため、十分に注意して服用する必要があります。

ジェニー（中用量ピル）の効果

ジェニーは、身体の中のホルモンバランスを整えて婦人科系疾患を改善する薬です。なお、本来は月経困難症などの治療のための薬でしたが、現在避妊薬として主流となっている低用量ピルが認可されるまでは避妊薬としてもしばしば用いられていたようです。

ジェニーを服用することで治療効果が期待できる主な疾患としては、月経周期異常、無月経、月経困難症、月経前緊張症(PMS)、月経量異常、機能性不妊症、機能性子宮出血などがあります。また、事情があって月経周期を変更したい場合にもジェニーが効果的です。

ジェニー（中用量ピル）の服用方法

前述したように、ジェニーには避妊目的で使用できるだけではなく、さまざまな婦人科系疾患を改善します。そして、服用目的によって服用方法が異なるので注意が必要です。

避妊目的で使用する場合には、月経が始まった5日後から服用を開始し、1日1錠を21日間服用します。22日目から28日目までの7日間は服用する必要はありませんが、飲み忘れ防止のためにプラセボ（有効成分が含有されていない錠剤）を服用します。

婦人科系疾患（月経周期異常、無月経、月経困難症など）の改善を目的に使用する場合は、1日1錠を内服します。避妊目的で服用する場合とは異なり、休薬期間はありません。
服用タイミングについては特に指定はありませんが、飲み忘れを防ぐためにも毎日同じタイミングで服用するのがベストです。おすすめは毎日起床後に飲むことで、これを習慣にしてしまえば飲み忘れずに済みます。

「毎日服用すれば時間帯は気にしなくてもいい」という医師もいるようですが、毎日バラバラな時間に飲んでいるとどうしても飲み忘れやすくなってしまうので、必ず服用タイミングは決めておくようにしましょう。

ジェニー（中用量ピル）の副作用

ジェニーの副作用の中で最も発現頻度が高いのは、吐き気です。これは、身体の中のホルモンバランスが乱れてしまうためだといわれています。ただしこの副作用は一時的なもので、ほとんどの場合は服用を続けることで症状がおさまっていきます。

ジェニーを服用するときに一番注意が必要な副作用は吐き気ではなく、血栓症です。ジェニーには血を固まりやすくする作用があるため、長期間服用すると血栓症リスクが上がってしまいます。頭痛、めまい、胸痛、息切れ、足の痛みなど、血栓症の症状が出たら、直ちに服用を中止して病院を受診するようにしてください。

ジェニー（中用量ピル）は市販されている？

残念ながら、ジェニーを含めた中用量ピルはドラッグストアで購入できません。中用量ピルを購入するためには、クリニックで診察を受けて医師に処方せんを出してもらう必要があります。

しかし、病院で医薬品を購入するとそれなりの出費になります。中用量ピルそのものの値段が高いのはもちろんのこと、病院での診察料、薬局での服薬指導料、病院までの交通費などを含めるとかなりの痛手になってしまうのではないでしょうか。

できるだけ節約して出費を抑えたいのであれば、個人輸入がおすすめです。個人輸入というと難しそうに聞こえるかもしれませんが、実際にはネットショッピングと同じ要領で手軽に医薬品を購入できます。また、価格も病院と比べると非常に安価です。

ただし、医薬品を個人輸入する場合はすべてが自己責任です。ジェニーの服用方法や副作用リスク、使用上の注意などをよく理解したうえで購入するようにしてください。

ジェニー（中用量ピル）は正しく服用することが大切

ジェニーは主流となっている低用量ピルに比べて卵胞ホルモンの含有量が多く、それだけ効果もリスクも高くなります。そのため、ジェニーを服用するときには正しい服用方法や副作用についてきちんと理解し、正しく服用することが大切です。

また前述したようにジェニーは個人輸入できますが、一番安心なのはやはり医師の指示のもとで服用することです。不安な点や疑問点、体調の変化などがあるときには、躊躇せずに医師に相談するようにしてください。

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